- 「仕事も育児も家事も何もかもしんどい」
- 「忙しい毎日から解放さ入れたい」
- 「もうワーママやめたい」
ワーママなら誰しも一度はそう思ったことがあると思います。
仕事と育児と家事こなすワーママ達、毎日本当にお疲れさまです。
何もかも投げ出して、今すぐにでも仕事を辞めたい…とおもっていませんか?
本記事では、ワーママを辞める判断基準と実際に辞めるメリット・デメリットについて解説します。
自暴自棄になって誤った決断をして後悔する前に、一度落ち着いて頭の中を整理してみましょう。
・仕事、育児、家事、全部投げ出したい人
・仕事を辞めたいけど将来が不安な人
・悩みが多くて何から始めたらいいか分からない人
希望のライフプランを叶えるために一緒に考えてみましょう。
この記事を書いた人
- 2才3才のワンオペ30代ママ
- 2人を3年自宅保育で育て、フルタイム正社員で復帰
- 保育園の転園失敗し退職、現在はフリーランスママ
この記事を書いているも私自身もワーママです。
育休復職したあともフルタイム正社員を辞めるつもりはありませんでした。
しかし、思いもよらない退職という経験をしたからこそ分かった
ワーママが働き続けるうえで「大切なこと」をお伝えします。
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「ワーママ辞めたい」と思う原因
まずは、ワーママを辞める判断をする前に、そもそも仕事・育児・家事の両立で何が辛いのか、原因を整理してみましょう。
時間に追われてイライラする
ワーママはとにかく忙しい、一方でマイペースで自由な子どもたち。
ママがせっかく同時進行で家事しているのに、あっちで泣かれ、こっちでこぼされ
本当は怒りたくないのに、いつもイライラ怒っている。
出社前からハード過ぎて、帰ってきたときの部屋の散らかり具合に絶望することもしばしば。
休日に限って早く起こされたり、夜早く寝かそうと思っても一緒に寝落ちしてしまうことも。
自分の時間がない=ストレスを発散する時間がないので、イライラしがちになります。
収入はあっても心の余裕がないという悩みが尽きません。
仕事と家事の両立がしんどい
これまで子どものお昼寝の合間にこなしていた家事ができなくなるので、洗濯物はすぐ山積みに。
とくに小さいうちは偏食の嵐。わーわー足元で騒がれながら、せっかくご飯を作っても
食べずに捨てられて終わることもあり、食事を作ることが苦痛でした。
職場に迷惑がかかる
入園前は風邪をひいたことがなく、うちの子って丈夫だなと思ってた自分にいってやりたい。
熱を出す原因は風邪だけじゃない!
子どもは風邪以外にもストレスや疲れでも熱を出します。
また、集団生活のため当然のように風邪をひきます。治りかけたと思ったまた引いて、まさに保育園の洗礼とはこのこと。
想像よりも連続して仕事を休むことが多く職場には謝ってばかりで、月曜日の朝の欠勤の連絡はとても気がめいります。
理解のない職場での、連日休みはかなり肩身が狭く感じるでしょう。
仕事が中途半端になる
休むことが多いので、必然的に出来る仕事が限られてきます。
他の方に業務をお願いすることも多々あり、代わりの人がいてホッとする半面、最後までやれなかった悔しい気持ちで複雑でした。
通勤時間が長い
によると通勤時間の平均は1時間。あくまでこれは自宅から職場までに通勤時間です。
また独身時代と違い、通勤時間に保育園の送迎がプラスされ、通勤時間がさらに長くなる方がほどんど。
また保育園が職場と反対方向、イヤイヤ期で手がかかる、車以外での通勤の場合は雨の日の送迎の負担が大きいなど、単に「通勤時間が長い」だけではすまされない問題があります。
人間関係が良好でない
私の職場はありがたいことに人間関係が大変良好でした。
育休からの復職の一番のメリットは業務内容と人間関係がある程度把握できる安心感ですよね。
いくら会社の福利厚生や休暇の制度が整っていても、使えなくては全く意味がありません。
復職後の働きやすさは、人間関係が一番大事といっても過言ではありません。
「ワーママ辞める」判断基準
①自分の努力ではどうにもできないか
・職場の人間関係、仕事内容、通勤時間、福利厚生、休暇制度
残念ながら、これらは自分の努力ではどうにもなりません。
同じ仕事内容でも、何か一つでも条件が変わるだけで楽になる可能性もあります。
逆にいえば自宅にいる間の家事は、家族の協力や家電、宅配サービスなど
考えればまだまだ改善の余地はあるかもしれません。
②家計に影響がないか
仕事を完全に辞めるという選択肢であれば、失業手当てももらえず、家計の収入は大きく下がります。
今後のライフプランを明確にし、ワーママを完全に辞めるのか、働き方を変えるのかで方向性が変わってきます。
③再就職ができるか
現在保育園に通っている、また近いうちに2人目以降を考えている方は要注意です。
保育園の利用は就労が主な要件になるため、退職するタイミングを間違えると退園となるケースがあります。
また育児給付金を需給するには、雇用保険への加入が必要です。
専業主婦やフリーランス、短期雇用などは雇用保険対象外となり、育児給付金がもらえません。
また、転職をする場合は、新しい勤務先での育児休業制度の有無や、利用にあたっても1年以上勤務が必要など条件があるケースも多いので、希望の条件に合った職場に再就職できるか慎重に判断する必要があります。
④子どもが成長すれば解決するか
正直0才~2才の子どもを抱えながらの、仕事と育児の両立はかなり大変です。
特に自我が芽生えるイヤイヤ期にはかなり手を焼くことが多いでしょう。
ただし、3才以降は保育園でもお当番さん制度が始まったり、話が通じることが多く、驚くほど自分でできることが増えていきます。
子どもが小さく大変な時期だけと割り切って、時短勤務を活用するのも一つの手だと感じます。
⑤健康に影響がでているか
疲れているのに寝れない、食欲がない、やる気が出ない、朝が起きれない、涙が出てくる。
こんな症状がある方は、心身ともに疲れ切って限界のはずです。
仕事と育児の両立は、気力だけで頑張るには無理があります。
転んでケガをしても時間がたてば自然に治りますが、こころのケガは直すにはとても時間がかかります。
筆者も結婚前に不安障害と診断され3か月休職した経験がありますが、復職までのリハビリにさらに3か月かかりました。
雇用保険に加入していれば、いますぐに辞める以外に「休職をする」という選択肢もあるので、
子どもが風邪をひいたといっても構いません、症状が出ている方は、いますぐ休むという選択をしてください。
「ワーママ辞める」3つのメリット
①自分や家族の時間が増える
退職することで時間にも心にもゆとりが生まれます。
自分の時間がないというストレスも発散できるようになるかもしれません。
②節約を意識できる
これは意外かもしれませんが、忙しいとなにかと総菜や外食に頼りがちになります。
時間や余裕が生まれることで、日中安いスーパーに行けたり、自炊する時間が取れるため、必然と食費や生活費が減ります。
時間をお金で買っていたり、ストレスで散在していた場合は、仕事を辞めた方が生活費を抑えられる可能性があります。
③新しいことにチャレンジできる
空いた時間を利用して、これまでやりたかった習い事や資格の取得に挑戦する時間が持てるようになります。
唯一のひとり時間で、暇さえあればスマホや漫画をみていたなんて方も、すきま時間も副業や小遣い稼ぎのための時間に代わります。
「ワーママ辞める」3つのデメリット
①家計の収入が減少する
ワーママを辞める一番のデメリットは家計の収入が減ることです。
共働きが当たり前の時代の今、夫の収入だけで生活している方は多くありません。
自分一人の問題ではなくなってしまうため、今後の家計についてパートナーと話し合う必要があります。
②正社員への復帰が難しくなる
転職できないわけではありませんが、待遇面でも以前の条件と比べると収入面など悪くなるケースが多いです。
また、契約社員等と比べて収入が増える分、仕事への責任も増えるため、ブランクが長くなればなるほど、採用面でも精神面でもハードルが高くなります。
③保育園に預けられなくなる
現在保育園に預けている方は注意が必要です。
保育園は就労が条件になることがほとんどのため、仕事を辞める場合は、子ども園・幼稚園に変えるなど、子どもの環境も変える必要があります。
ワーママ辞めるまでのステップ
ステップ①希望のワーク&ライフを書き出す
まずは現状の不満を書き出し、自分の努力で変えられるもの、変えられないものを確認しましょう。
10年後、5年後、3年後、1年後、今と遠い未来から書き出すことで、その場しのぎの気持ちではなく、自分に将来にしっかり向き合えます。
これをせずに転職活動をする、ワーママやめる、どちらにしても直前で気持ちがぶれてしまい、なかなか方向性が定まらず時間を無駄にすることになります。
ステップ②家計を正確に把握する
毎月赤字だからやる気が起きない、なんとなくやりくりできているから大丈夫という方も多いでしょう。
家計収支を書き出すことで、毎月いくら収入が必要か把握することができます。
仕事を辞めるのか、転職するのか、時短にするのか、どれぐらいの収入があれば希望のライフプランが実現できるか明確になります。
ステップ③転職サイトに登録する
頭で考えているだけでは、何も進みません。
転職サイトの登録は無料で5分もあれば簡単に登録できます。
ほとんどの転職サイトは自分の業務やスキルを書き込むページがあるため、現在の自分の能力や資格を確認する作業にもなります。
電話番号や個人情報を登録しますが、基本的な求人はメールでくるので、面談や応募を申込みしなければ、直接電話等かかってくることはありません。
もちろん転職サイトの登録が職場にばれることはないので安心です。
ステップ④やめる時期を決める
ステップ①②③ができた時点で、辞めるのか、転職するのか、時短にするのか方向性が定まります。
3か月後、半年後、1年後と期限を区切ることで、ただ無駄な時間を過ごし、これ以上疲弊していくことを防ぎます。
また、退職をするまでに家計を見直す、新たなスキルを身につけるなど具体的に行動ができます。
ステップ⑤家事の効率化で時間の確保
転職するのに時間の確保?と思いますが、在職中にすぐに他の企業に転職する必要はありません。
条件が合えば雇用保険から失業手当が給付されるため、健康に被害が出ている場合などは、とりあえず休職・または仕事を辞めてからでも、就職活動は可能です。
ただし、失業保険も仕事を辞めてすぐに受給開始されるわけではないので、一時的な収入補填や新たなスキルを身につけるためにも、資格勉強や副業スキルを磨く時間を確保する必要があります。
ステップ⑥副業で稼ぐ・スキルを磨く
希望のライフスタイルに100%一致する仕事はほぼ見つかりません。
特に小さい子供を持つワーママは働き方に制限が多くなるため、契約社員や希望の収入より下がる可能性があります。
本業一本ではなく、契約社員×副業と組み合わせて生活費を確保するという考え方も大切になります。
ステップ⑦会社に働き方の見直しを交渉する
ここまでできて、はじめて会社に働き方の見直しを交渉しましょう。
ただやみくもに仕事を辞めたい、労働時間を見直したいと訴えても引き止めや、引き伸ばしに会う可能性があります。
希望のライフスタイル実現のため、働き方を見直したいことに加えて、転職活動をしている旨を伝え、部署の移動や労働時間の交渉をしましょう。
ここで万が一要望が通らずに、退職をすることになっても、次の転職活動の面談の際に、これまでの準備や交渉が有利になります。
退職理由として、辞めるという決断の前に改善に向けて自己努力をした、会社と交渉をしたが希望が通らなかったと、前向きな退職であることを伝えることができます。
就学前は保育園を味方に、働き方を見直すチャンス
保育園は先生が子ども一人一人に向き合い、日々の様子やこまめに連絡をしてくれるので、子どもの環境の変化も察してサポートしてくれるので在園中の強い味方になります。
「小1の壁」といわれるように、小学生になると自分で登園したり、帰宅時間が早くなったりと、保育園時代とはまた違った悩みが出てきます。
保育園の時よりも自宅でのケアが必要になった場合は、さらに外で働くのが難しくなるため、今のうちに本業以外でスキルを身につけていけば子どもの変化により対応しやすくなります。
家族や親族のサポートが受けられないママは、働き方を見直すチャンスととらえて行動してみてください。
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